白いうさぎをずっと追いかけていた時
「紅茶を一杯いかがでしょう?」
シルクハットを被った貴方が声をかけてきた。
甘い香りがするテーブルに案内し
私に暖かい紅茶淹れてくれた。
その紅茶の味はとても美味しくて
その紅茶の香りはずっと忘れられない。
貴方はイカれてるわ。
相手にされない白いうさぎを追って
こんなボロボロの私に暖かい紅茶を
淹れてくれた。
「あたまがおかしい」と
指をさされて笑われる私をお茶会に
誘ってくれた。
もう白いうさぎなんてどうでもいいわ。
10/27/2024, 5:11:32 PM