半袖少し前を歩く君をぼんやりと眺めていた。歩く度に揺れ動くスカートの裾が何だか楽しげで、半袖から伸びる細くて白い腕が何故だか眩しかった。君は振り返ってこちらを向き、微笑む。暑さよりもまだ爽やかさが勝る中で君がこちらに手を差し出した。ああ、夏がまたやって来る。
5/28/2023, 1:04:35 PM