ふぁんたぐれーぷさん。 🎧🥀

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踊りませんか?

※ガッツリ主ベリ 男主 ちょいラトフル あくねこ。

それでも良い方は見てくださいませ。










コンコン


ノックの音がした。俺は「どうぞ。」と、一言。


「失礼します」と言いベリアンがやってきた。

俺の愛しい恋人だ。


「どうした?ベリアン。」

「はい。今日、実は急遽開かれるダンスパーティーに私達も行くことになっているのです。」

「なるほど、、、メンバーは?」

「はい。ラト君、フルーレ君、ルカスさん、ユーハンさん、アモン君、ボスキ君。そして私です。」

「なるほどな。残りは留守番か。」

「はい。どうされます?行きますか、?」

「嗚呼。行こう。みんなを食堂に集めてくれないか?」

「分かりました。」

ベリアンはにこりと笑い、俺の部屋から出ていった。
ダンスパーティー、、俺は昔からダンスを習っていたし、それなりに常識もあるから大丈夫だとは思う、だが、心配だからベリアンの傍に居ることにする。


_____________



「みんな。集まってくれて有難うな。」

「ベリアン。メンバーは伝えてるか?」

「いえ、まだです。」

「分かった。俺からメンバーを伝えよう。」

「みんな。ダンスパーティーがあることは知っているな?」

みんなが頷く。

「メンバーは、ベリアン、ルカス、ボスキ、アモン、フルーレ、ラト、ユーハンだ。」

「他は留守番を頼むな。」

みんな承知したようだ。頷いてる。フルーレは、、、自信がなさそうだが、、まぁ、ラトが入れば大丈夫だろう。

「よし。それだけだ。解散。留守番組は頼むぞ!!」

そう言い残して俺は自室へ戻る。
支度をしなくては、、


「主様、、」

扉越しに声が聞こえる。

「ん。ベリアンか。どうした?」

俺は扉を開け、ベリアンを部屋に入れる。

「あ、あの、、もし、貴族の方々に何かされそうでしたら、必ず私達を呼んでくださいね、?」

「ああ。勿論だ。」

何だそんなことを言いに来てくれたのか。なんてホッとしながらも返事をする。

「ベリアン。ベリアンも同じだぞ?俺の大事な恋人だ。何かされそうだったらすぐに言えよ?」

「!はい。」

嬉しそうに、恥ずかしそうに照れるが笑う。そんな顔が堪らなく可愛い、

そうこうしてる内に出発の時刻だ。

「行ってくる。」

そう言い残して俺たちは外へ出る。


_______________



いよいよダンスの始まりだ。
俺は誰と踊ろうか迷っている。
色んな令嬢サマたちからすごく誘われているが丁寧にお断りしている。
やはり俺が踊りたい人は、


「ベリアン。」

君だ。

「はい?どうかされました?主様」

「ベリアン。俺と一緒に踊りませんか?」

嗚呼。言いたかった言葉がやっと言えた。

10/4/2024, 11:14:04 AM