人生はよく道に例えられる。
私の歩んできた、まだ短い人生を振り返ったらどんな道なのだろうか。いくつ岐路があって、なにが建っているのだろう。誰がいるんだろう。
でも、明確な形で見えなくてよかった、と思う。
きっと苦い思い出ばかり目についてしまうから。
当時気づかなかった美しい瞬間がそこにあるとしても、
私は見なくていい。
過ぎ去った日々は、ぼんやりと、その時々なんとなく思い返すくらいが、きっとちょうどいい。
少なくとも今は、そう思えるくらいに幸せなのだと分かるから。
『過ぎ去った日々』
3/9/2023, 1:11:45 PM