秋雨ノ源

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時の流れとは残酷だ

歳を取る……
一言で言う分には簡単だが
体の衰え・顔のシワ・視力低下などなど
自分自身の能力低下が目に見える時がある

「あれ……?去年は出来たのに」
「文字が見えにくいな……」
「目や口のシワが……」

嫌だ嫌だ……
老けたなんて言われたくないっ
それは誰もが思うことだろう

だが、現実を見ると

使いもしない化粧品が増え
健康グッズもなんだろこれは状態

シワをごまかし、顔を上げ
「目に見える努力はしてませんわ」
などと嘯くご年配達……

「嗚呼はなりたくないね」

その一言の1年後……

「あれ?こんな健康器具持ってたっけ?
あぁ、去年買ったんだった」
「化粧水増えたなぁ……、今これが肌に合ってるから予備で残しとくか」

1年、また1年と経つ毎に現実から目を背けていく

悲しきかな
時の流れというものは
待たずとも来る
一日千秋の想いで待った未来は
背けた未来に打ち砕かれて

理想とはかけ離れた姿を押し付けられる

「ま、待って!こんなの違う!」

何が違う?
それは君が進んだ道だ
去年?一昨年?
君はその分岐を進んだんだ

リアル。を捨てて

また、1年後に……




あとがき

ノスタルジックな曲聴きながら執筆すると
なんか不幸なキャラになってしまいますが、
筆が進むので止められません!大変だ!

5/8/2024, 10:15:46 AM