『過去』ふわりと香る、その匂い。一瞬で全てがフラッシュバックした。脳裏に焼き付いた過去。これは、彼がつけていた香水だ。幸せだった日々、幸せだった過去。苦しくて辛かった過去。全てが昨日のことのように思い出せてしまう。本当は別れたくなかった。本当は、ずっと隣に居たかった。だけど彼は私ではなかった。この香りをどこかで見つけるたび、私は泣きながら歩くのだろう。お題:《香水》
8/30/2023, 1:38:20 PM