遠くの空へ
今自分は生きている。
でもあの人は死んでしまった。
生きていたときより、身近に感じる。
本当に近くに居て私を見ているような…。
それは見守ると言うよりも執着。
愛と言うより渇愛。
そちらの景色はどうですか?
この世の世界はどんなふうに見えますか?
言葉にしなくても、想っただけで夢に出るのはなぜですか?
何か伝えたいことがあるのですか?
それとも迎えに来ているのでしょうか?
もし、本当に迎えに来たら…自分はどうするのだろう。
いつ死んでも良いと思っているくせに、いざ突然あの人が迎えに来たらついて行けるのだろうか?
愛は何処にあるのか?
そもそも愛はあったのか?
最も信じられない人間は自分自身。
心から愛した人は誰?
みんな心から愛してくれた。それは嘘のない真心だと…嘘つきな自分でも感じた。
みんなはどう感じたのか?
信用出来ない女でも、なんの得が無く見返りが無くても、彼らは愛してくれた。
遠くの空にはあの頃一緒に見た月が同じように光っている。
8/16/2025, 12:35:39 PM