朝日の温もり
目を覚まして、時計を見る。そのあと、同じベッドで眠っていた少し小さな枕の上に眠る君を見て、頭を撫でる。
朝は憂鬱だ。「一日」に嫌なことがたくさん詰まっていると知っているから。
朝飯食べよう。そう思って頭を撫でる手を止めると、君は少し目を開けて、綺麗な茶色の瞳をこちらに向けてきた。
相変わらず君は可愛い。そんな君に微笑むと、「なに笑ってるの」と言うかのように僕を睨みつける。
朝は嫌いだ。眠いしだるしい一日が怖いから。でも、君とお話する時間は好きだ。
僕はベッドのそばにあるカーテンをスライドさせて、僕とは反対に眩しい朝日を浴びる。それにびっくりした君が飛び起きて、あくびをするように少し小さな声をあげた。
「にゃあ〜〜」
6/9/2024, 12:26:41 PM