⚠︎切爆
⚠︎微ヤンデレ気味
#透明な「君」
あぁ…爆豪…おめぇは本当…綺麗だぜ……。何もかもな…。
しなやかで均等に鍛えられた筋肉体に切れ長の目にふわふわとしたベージュ色の髪の毛、そして何より綺麗に整った顔。全てが眩しくて見惚れる程だぜ…。
そんなおめぇの隣に立てることが、今でも嘘なんじゃねぇかと思うぐらい俺ァ今嬉しくて泣きそうだぜ。男らしくねぇけどな…。
その反面、いつか俺の中のぐちゃぐちゃした黒い渦みてぇなもんが綺麗で純粋なバクゴーを穢すんじゃねーかと思うと俺ァ…すげぇ怖ぇんだ……。
「(ンなこと考えてるって言ったら、きっと嫌われんだろーな俺ァ…。)」
それでも伝えなきゃと思ってる自分もいる。
だけど、それを言ったらバクゴーに嫌われるかもと思う自分もいて…臆病者だな俺ァ…なんの為に今まで鍛えてきたのか分かんねぇくれぇにはな…。
「(でもよ、やっぱ秘密にすんのもむず痒いしな…)」
よっしゃ!!やっぱ隠すのは俺らしくねぇよな!!!爆豪の為にも正直に打ち明けるしかねぇ!!!!!!
そんでもし爆豪に嫌われたとしても…___
「(くいわねぇ…!!)」
それが…男ってもんだろ!!!
早速俺は爆豪を探しに駆け出した。しかし、居そうな場所を組まなく探したが爆豪の姿は見つからなかった。
「(何処にいんだ?爆豪のヤローは…)」
と思っていると___
「………。」
…!!
見つけた!
「バクg__」
声をかけようと右手を差し出した時、何故か爆豪は…
ポロ、ポロ___
「……ッ!」
…泣いていた。
その時の爆豪の顔は逆光であまり見えなかった…けど、良い顔をしていないことは確かだった。
でも、何処かその姿が儚げに見えて…今にも消えてしまいそうで、まるで、そう___
「透明な水」みたいに薄く弱々しくて、今にも触ったらはらはらと散ってしまいそうだった_____
5/21/2023, 12:14:13 PM