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お祭り

2024年の天神祭りは7月25日木曜日天候は晴れだった。

日本三大祭りのひとつ天神祭り言わずとしれた天下の台所と呼ばれた元禄時代以降、天神祭り浪速の繁栄のシンボルとして隆盛をきわめ現在に至る、その歴史は古く天暦3年(949年)、菅原道真公の御霊を鎮めるために天満宮御鎮座された翌々年の天暦(951年)より始まったとされている。

コロナでフィナーレの花火大会が無かった時代から戦争の時代復興の時代バブル全盛の時代私の知らないそれ以前の時代受け継げられる祭り夏の夜空にあがる花火は幾多の時代をこの街ながれるいくつもの川の水面に映る時代絵巻を思わせる。

全国随一の迫力を誇る岸和田のだんじりとはまた違う全国随一の勇壮さ優美さを誇る天神祭りであると思っている。

日本も世界も狭くなった現代だが、祭り囃子が聞こえてくると、このいたたまれないような郷土への愛着を感じるのはなんだろう?

天神祭りの花火を見ながら遠い悠久の歴史を思ってみたり、目を閉じて故郷の小さな祇園祭を思い出したりするのである。

天神祭りなんかよりずっと小さな祭り、フィナーレの花火大会はぽつりぽつりと忘れたかの間隔を開けるようにあがる花火🎇

だんじりよりも小さい神輿を沖に流す祭りの締めが終わるのが深夜0時漁村の漁師の祭りであった。

天神祭りの華やかな賑を聞きながら遠い記憶のページを紐解く祭りの後の火薬の匂い、今年もそんな祭りが終わった。

令和6年7月28日

                 心幸

7/28/2024, 1:43:43 PM