水たまりに映る空
雨上がりで水たまりは見ることあっても
そこに映るものまでは覚えていませんが
それはきっと白い雲が漂う青空なのでしょう
日々ボーッと過ごしていますと
ときには水たまりに気づかず
靴やズボンを濡らすことさえあるのに
そこに映っているものは
揺らぎはすれど元のままに
ならば健気なその光景を変えることないよう
私も意識して眺めては
その縁に沿って歩くとしましょうかね
とはいえ
個人的には下に映る健気な空よりも
公園のベンチに座りお茶を飲みつつ
のんびりを見上げる空のほうが好きです
健気ではない分眩しいですが
視界の大半に広がる空は
青かったり白かったり赤かったり暗かったり
日とともに時間とともに
私同様時が流れている証なんだろうなと
水たまりといっては違うかもしれませんが
近くの緑地に噴水池があるんです
そこにやってきたちょっと大きな赤さんが
映っているであろう自分の姿を眺めては
指でツンツンしたりビクついたり
そして顔をあげて親御さんのほうを見て
満面の笑みになった微笑ましい光景
空もいいですけど
映るものを見た者を見るのも一興ですので
そんな機会があったときには
眺めている人も眺めてみてください
余談ですが
個人的な今の心情としては
映るものが今見えざるものだったり
見てみたいものが見えたらいいなと
感傷に浸りたくなった今日この頃
健気なその姿をまた見たくなりました
6/6/2025, 8:50:57 AM