『君の声がする』
君の声がする。
春のような暖かさを孕んで、花のような美しさを纏って、どこまでも透明に響く、ずっと聞きたかった声が僕の名前を優しく呼んだ。
もう自分の意思では動こうとしない腕を君に伸ばそうとする。
君がいなくなってから、ずっと、また会いたいと願っていた。
最後の力を振り絞ってやっとのことで開いた瞳に、柔らかく笑う君の笑顔が映る。
迎えに来てくれたんだ。
会いたかった。
静かに重なった手の感覚を最後に、僕の人生は幕を閉じた。
そういえば昨日はバレンタインでしたね。
私はバウムクーヘンを作ってクラスの女子に配ったんですけど、私からもクラスの女子からも男子には何もあげなかったんですよね。
だけど男子からはこれ女子にってチョコをもらって少し気まずかったです。
ホワイトデーにお返しでいいですか。
2/15/2025, 11:21:32 AM