前々回から続くおはなしも、ようやくおしまい。
「ここ」ではないどこか、別の世界に、世界線管理局なる厨二ふぁんたじー組織がありまして、
そこではいろんな世界からいろんな種族が、
人類も獣人もドラゴン種も妖精も宇宙タコも、
それぞれがそれぞれの役目に誇りをもって、仕事をしておりました。
今回のお題回収役のドラゴン種は、
管理局の法務部執行課、実動班特殊即応部門の部門長で、ビジネスネームがルリビタキ。
とっても平和な日でしたので、局内の難民シェルターにある原っぱで、ぐーすぴ、かーすぴ。
幸福に、昼寝などしておったところ、
「待ちやがれゴラァ!!」
「どーしたのぉ、どーしたのぉwww
何に怒ってるのかなぁツバメくぅーんwww」
遠くでズドドン!ドガガガガン!
ルリビタキ・ドラゴンからすごく離れたあたりで、彼の部下の人間、ツバメとカラスが、
すなわち前回投稿分に登場した野郎2人が、
すごい形相で追いかけて、
すごく楽しそうに煽って逃げて、
要するに、追いかけっこをしておりました。
いつもは敬語で、礼儀正しく冷静な、あのツバメ副部長がガチギレしています。
ガチギレしたツバメに追われる査問官のツバメが、
ひらぁり、はらぁり、ツバメのガチめの猛攻撃を上手に回避しています。
今日も平和だ。
ルリビタキ・ドラゴンはツバメとカラスが遊んでいるのをふぃっと見て、あくびをアファゥン。
それでいいと、昼寝をし直しms
「今日という今日は許さねぇ!!
たったひとつ、たったひとつ!!『あの』コーヒーにさえ手を出さなけりゃ、【ピーー】で勘弁してやろうと思ったが!!
テメェ!!よりによって!!『あの』棚の豆を開けやがって!!許さねぇ!!」
「へー、過激ぃ〜www
許さないってどーするのぉ、ねぇ、
どーするのかなツバメくぅーんwww」
ドガガガガ!!ガガガズダダダン!!
ルリビタキ・ドラゴンから少し離れたあたりで、ブチギレのツバメとイタズラカラスが、
すなわち確実にこちらに近づいてくる野郎2人が、
すごい形相で追いかけて、
すごく楽しそうに煽って逃げて、
相変わらず、追いかけっこをしております。
少しうるさいけれど、やはり平和だ。
ルリビタキ・ドラゴンは眠気で重い頭をふぃっと上げて、あくびをアファァゥン。
それでもいいと、今度こそ昼寝をしn
「ツバメくーん、ツバメくぅん、随分と戦闘スキルが落ちたねぇ、俺に副部長の席ゆずる〜?」
「うるせぇ!!【ピーー】ってやるから、そこを動くな!!【ピーーーーーー バキューン】!!!」
「わぁ野蛮wwwwわぁ野蛮〜〜wwwww」
ガガズダダン!!ズドドドドダン!!
ギャギャズダダダズダダダガガガガガダダダン!!
「……」
とうとうツバメとカラスの鬼ごっこは、
ルリビタキ・ドラゴンのすぐ近く、それほど離れていない距離に、場所を移してしまいました。
「【ピーーー ピーーー ピーーーー】!!!」
「そっかそっかぁツバメぼっちゃん、
コワイ言葉を使いたいんだね〜、そっかーwww
コワイ、コワ〜イ、副部長かわいーwww」
ガガン!!ガガズダダン!!
ツバメは容赦なく、管理局収蔵のアイテムを使って大暴れするし、
カラスはツバメを煽って、ひらぁり、はらぁり。
ガン!!
ツバメの攻撃が、ドラゴンの隣に落ちました。
原っぱがえぐれて、穴ぼこになりました。
「……」
これにはルリビタキ・ドラゴンも、さすがに、指導スイッチが入りまして。
ドラゴン種特有の強力な魔法と強力なチカラでもって、やんちゃ野郎の2人組を拘束!!
大人オオカミが子オオカミを叱るように、ひとつ吠えて、見下ろして、圧をかけて、
ツバメもカラスも正座で反省しておったので、
ドラゴンはようやく、それでいいと、
ふたりを許しましたとさ。
4/5/2026, 3:38:02 AM