最初に見た時からこれはもう好きだなと思った。
そう確信したらその気持ちが止まらなくなって、どんどんのめり込んでいった。
もっと先へ先へ進みたいと夢中になり、気付いたら時間が過ぎていることも忘れ去っていた。
──ああ、良かった。
他に言葉はない。
ただ、それだけを思う。
時刻はもう深夜を回っていた。
何となく照明を淡いオレンジ灯に切り換えた部屋の中で、ブランケットを頭からかぶりソファーで膝を抱えながら、少しだけまだ潤んでいる目元をティッシュで拭う。
なんて素晴らしい話だったのだろう。
クオリティーも演出も最高だった。
ついつい最終回までイッキ見してしまった背徳感が多少はあるものの、今日は良作に出会えた特別で最高な夜となった。
この感動の余韻に浸りながら、今夜はこのまま眠るとしよう。
【特別な夜】
1/21/2023, 12:43:29 PM