「鳥籠」
膜宇宙論のことを知った時、あぁそうだったのかと思った。つまり、肉体は三次元から外にでることはできないけれど、魂は別なのだと。
私達は、三次元という鳥籠から外には出れないけれど、魂は(とは、言っても特別なものは)抜け出る事ができるのかも知れない。体外離脱という言葉を使えば、ただのオカルトになるが、もし、物理学的に魂が、素粒子のようなものと証明できたとして、次元の壁を自由自在に移動できる存在なのだとしたら?
そこまで考えて、これは仮定の仮定であるから、ただの妄想に過ぎないと、自分に言いきかせた。素粒子が次元の壁を突破できるのかも、わからない訳なのだから。
そうして、しばらく忘れていたけれど、ある番組で望月先生のABC予想の説明を視た時、これは正しいという直感のようなものが、落ちてきた。もし、別の次元が存在し、そして別次元を自由に行き来する事が可能になれば、解けない数学の難問も解決できるのでは、ないか?
正直に言えば、私は物理も数学もあまり学んでいないが、鳥籠(三次元)から飛び立つためには、例えばリーマン予想も、物理学と数学が融合する必要がある。もちろんこれは、妄想ではある。けれど、頭の中から離れない。
そうした折に『ビューティフルマインド』という映画を観た。もちろんこの映画の伝えたい主旨は理解しているけれど、私の解釈では、主人公は次元と次元の狭間を行き来するコントロールができない様に感じた。あくまで私個人の印象である。
いつの日か鳥籠から解放されて飛び立つために、リーマン予想が解ける日を待ちわびている。
あとがき
物理学、数字、スピリチュアルティ研究をある程度理解した上での文章です。深い内容に踏み込んでいるのかもしれません。
7/25/2023, 1:37:39 PM