モンシロチョウ
ああ、眩しいよ。部屋が、太陽が、画面が眩しいよ。
白を見るとなぜこんなにも頭が痛くなるのだろうか。
輝いているはずなのに自分は見向きもできない。
もしも目の前にオセロがあったら全部黒にひっくり返したいくらいだ。
ああ眩しいよ、人が、そして平和な世界が眩しいよ。
輝いているのに自分は見向きもできない。
そんな世界に憧れ踏み入れたいと思っているのに自分は一歩も進むこともできない
画面越しのアイドル、活気ある暖かいパブ,ほっこりした家庭空間、縁側で隣同士座って話している老夫婦。
ああ眩しいよ。何もかもが。
どれもこれも無数のモンシロチョウが飛んでいるかのように白く美しく神々しい空間。
なぜ明るいとこだけを好むの?
だって私のモンシロチョウは薄暗いところを好んでくれる。
たとえ真っ暗な真夜中の街にいようが、消灯した空間の中にいようが、どん底の渦中にいようが,酷く汚れ痛めつけられようがね
彼や彼女が美しい舞いを私の元で披露してくれる。
5/10/2026, 3:59:13 PM