こんな夢を見た
(※1/22 「タイムマシーン」の続きの話)
「─っていう夢を見たんだ。」
きっと、彼女なら笑って聞いてくれると思ったのに反応は違った。
目をまん丸にしてまるで驚いているようだった。
「あーえっと〜…面白く、なかったよね?」
「あ!えっと、違う。その…変なこと聞くけど、前にも…この話って私に話した?」
「え?…な、なんで?覚えてるの?」
彼女の言葉に僕は動揺を隠せなかった。
「ん〜?覚えてるって言うか、あれは…夢、なのかな?同じ場所で同じ服装で君が今と同じ話をしたの。タイムマシーン使ったけど未来を変えられなかったって。」
僕がタイムマシーンを使った別の時間軸の記憶が、どういうわけか彼女の夢に現れた。
「ほ、他には?他になんか不思議な夢は見た?」
「え?うーん…。そういえば、私が外?に倒れてて、君が私を抱きかかえて泣いてた、すごく。私は体が全然動かなくて君を慰めることもできなくて。辛くて悲しい夢。」
確信した。
彼女は別の時間軸で起きた出来事を夢として見ていた。
そして、思い知った。
やはり何度タイムマシーンを使っても、この後、起こる彼女の死は回避できないということを。
1/23/2026, 11:20:13 AM