22時17分

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雲り。

雲が広がって曇り空に。
雲と曇。
同じ意味合いの漢字なのに、後者のほうがなんだか黒っぽい。
どうしてなのかな、と空を見上げたらそりゃそうか。太陽を乗せた雲のほうが、分厚くならなきゃ曇じゃない。

画数が多いだけ。宇宙の先に太陽がある。
そんなことを言っているから感性がつかないのだ。
ほら、あの曇り空を、亀の甲羅のように想像したまえ。
分厚く、濃緑色の曇り空のほうが、湿度が高くてカビが生えやすそうじゃないか。甲羅の溝のように、規則性が見えるようで見えない光の亀裂で、しきりに雲の中で仕切りを作り出そうとしている。その前兆が、あれらの色味なのだ。

きっと天上で誰かが亀を飼っているのだろう。この地帯を覆い尽くす程にでかい亀さんだ。
怖がらないで。家の中へ入ってごらん。
一日くらい、かめ様に明け渡しなさいな。甲羅干しをしたら、神社の池の中に返ってくれる。その時には薄い雲りになって、太陽が出てくるようになるだろう。

3/24/2025, 9:53:46 AM