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君の目を見つめるとゾワゾワとした気持ちが這い上がる。不快感と後ろめたさとどこまでも見惚れる光景に、なんの感慨もなく何処までも冷ややかに視線を向けるそれは、ずいぶんと悪意の塊を投げるようで愛するようで興味深い。その感覚は面白いのだけどどこまでも知らない世界の話。興味の対象にするには面倒くさいタイプだろうな。愛する何かを眺めるときはそのうちきっと良い目をするのだろうな。勝手に眺めてそんなことを思う。

4/6/2024, 4:08:02 PM