透明な涙
今日の朝は特別寒かった。あまりに寒いものだから起きるのが辛くて暖房をつけることにした。
部屋が暖まるまで、そう思いながら俺は布団の中で横になった。寝るつもりはなくて部屋が暖まるまで少し横になるだけ。
そして気が付けば寝ていた。起きたら既に部屋は暖まっていた。想定以上に暖房をつけていたのだから当然だ。
それはつまり想定以上の電気代がかかることを意味していた。無駄に電気代を高くしてしまったことに俺は泣いた。そのほおには冷たい一筋の透明な涙が流れていた。
今日の朝あったことを小説っぽく書いてみた。当然だが泣いてはいない。無駄に電気代を高くしてしまったことにショックを受けたことは事実だけど。
涙に関してはお題を意識した誇張表現というやつだ。特に意味はない。
1/17/2025, 2:55:55 AM