【もう一つの物語】
私は一人っ子で長女として立派にやってきた
それで私が小学校を卒業したあたりのことだった
母から告げられた言葉は
「貴方には本当は上の兄弟がいるはずだった」
それは母がまだ若い頃と言っても20代になったばかり
そんな時に子供なんて育てられないと感じたらしい
そしてお腹を殴って形もままならない赤ちゃんを殺した
そんな話を聞かされた私は
「知ってたよ」何故、咄嗟にこの言葉が出たのか
その時は分からなかった
聞いてほしい
私は一年に一度夢を見る
それは病院の待合室で赤ちゃんを抱いている母の姿を
客観的に上から覗き込むように眺める私
その夢は私に何を伝えたいのか分からない
私には人とは異なる力を持っていた
願えばなんでも叶ってしまうこと...
それがやってはいけないことでも
私は一度願ってしまった父がタヒにますようにと
それで父は交通事故にあって車椅子になってしまった
私は悲しくなかった内心ざまぁみろ(笑)とさえ思った
嘘みたいな話だって思う?でもガチなんだよね
神様が与えてくれた力なのかもしれない
私が愛する母に殺された哀れな子供だから
チャンスを与えてくれたのかも
私は巫女だもの神を愛しているわ
お題から逸れてしまって申し訳ないでも読んで
貰いたかったの
10/29/2024, 10:25:03 AM