sai

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「終わり、また初まる」

最後の記憶はなく
初めてのはずなのに
時になぜか
初めでてはない
そんな感覚に襲われる

終わりは
ただの飾りのように
目の前にぶら下がっていて
形式的な結末を告げ
そして
また初まる

運命という名の
敷かれたレールを走る
そんな列車に
慌てて飛び乗り
迷う間もなく走り出す
物語の幕開け

景色を眺める余裕などなく
ただ
走り続けるしか
許されないように

3/12/2025, 2:43:26 PM