お題 : ひらり
大嫌いな日に、大嫌いなスカートを着て、大嫌いな高所に立って、大嫌いなこの世界を去れてしまえばどうだろう?
マイナスとマイナスがプラスになるなら、最後ぐらい美しくこの世を去ることができるのかな。
4月にひらりと舞う桜みたいに、
4月に産まれた消えそうな君みたいに、
最後ぐらい、ひらりと舞って消えてしまえれば。
趣味を否定されて、笑い声も馬鹿にされて、信頼しているはずの友達とも話すのは辛くて。
4月に舞う桜と同じみたいに、去年私もひらりと顔半分が焼け堕ちてしまった。
昨日、君が言ってた言葉。
「楽しい時間は終わりがあるから価値となり思い出になる」だったか忘れたけど。
まったく、その通りだった。
結局今も、全てを諦めたような気がするのに「またいつか」「4月まで」「君が全てを辞めるまで」と引きづってしまう。
いつかその幸せが、ひらりと堕ちてしまわないように。
大嫌いなものは全部投げ捨てて、自分らしく生きてみよう。
4月にある、美しかった桜みたいに、ひらりと。
3/3/2025, 10:17:57 AM