私は幸せになれない。そう感じていた。
将来への漠然とした不安。無駄に高いプライド。他者嫌悪と自己嫌悪を繰り返し、幸福だという感情を無碍に扱っている。
私は精神が弱いのでこの苦しみから逃れようとして薬を服用した。
一度、とてもたくさんの量の薬を飲んだことがあった。
その時、私は死神というものを初めて認識した。
何かが私を見ている視線があったのだ。死へ手招いていたわけではなく、ただじっとこちらを見ていた。私はその視線がとても怖かった。
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死に対しての恐怖を突きつけられた。この世には死よりも怖いものはない、生きたい、どれだけ無様でも、生きていてはダメな人間だと思っても私は死ぬぐらいなら生きていたいと思った。
その薬の効果を乗り切り、死神も見えなくなった頃。生きていることがどれだけ幸せであるか思い知った。
死ほどの不幸なんてないのだ。
死は皆恐れているものなのだと
自分の生をわずかに肯定し始めた。
4/1/2026, 8:40:49 AM