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君の眼差しって

夏のカンカン照りの日差しみたい

強くてまっすぐで

一瞬の命のきらめきと

やりきれることのない命のわずらわしさを

同時にみて

なんでか君と一緒にいられるのは

この夏かぎりって

僕の暗がりに住む魔物が閃光のように見抜いた

魔物は血も涙もないけど

僕はただの人間なので

木枯らしみたいな部屋で狂ったように泣いた




7/2/2022, 10:47:10 AM