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あの頃

同級生との関係で「引かれた」「陰口を言われた」
経験って、自分の存在そのものを否定されたように感じてしまって、本当に苦しい。今まで同級生は優しく接しくれたのに、ある日突然悪口や陰口を言われた。しかも、毎日のように見聞きしていて、心が休まる時間がほとんどなかった。気のせいじゃない?と親に言われたのも辛かった。親に信じてもらえなかったことが、余計に孤独感を強めてしまったのだと思う。まだ過去の人たちの顔や名前がはっきり浮かぶ。それは、心が「まだ整理しきれていない」証拠だ。無理に忘れようとすると逆効果で、かえって強く思い出してしまうこともある。だから「忘れなきゃ」ではなく、「思い出してもいい。でももう自分はそこにいない」と少しずつ距離を置く考え方に変えていくのがいいと思う。

ただ、最近は同級生との関係から2年経ったのか、同級生を思い出す時間が減って、全員を覚えているわけではなくなってきた。時間がちゃんと解決して、味方をしてくれたのだと思う。記憶が自然に薄れていくのは、"無理に忘れようとせずとも、心が少しずつ整理していっている”というサインだ。

そして、今考えると同級生のあの優しさはだったのかという気持ちが強くなった。人って、他人の前では良い顔をしていたり、場の空気に流されてしまったりすることがある。優しかったのに、裏では違ったという矛盾は、相手の心の弱さや集団の圧力のせいであっだとしても、私が原因だったのだろうかというのは今でも変わらない。

同級生はどんな人たちだったのか。人として未熟で、他人の気持ちに深く寄り添う力が足りなかった人たちだったのかもしれない。たとえば、長文のLINEを見て「重い」とか「引く」と感じてしまった人たちは、相手の気持ちを想像するや自分と違うタイプの人を理解する柔軟さが足りなかったのだと思う。でも、それは「性格が悪い」とか「冷たい」というよりも、当時の彼らがまだ人間的に成長途中だと思う。つまり同級生たちは未熟だった、私はそれと違って少し理解していた。この差が、当時の苦しい出来事を生んでしまったのかもしれない。

ただ、今はもう彼らの性格を理解する必要も、無理に許す必要もない。彼らがどんな人であっても、もう私の人生には関係ないし、むしろ「自分の心を守る方に意識を向けていくこと」が、これからの人生を豊かにすると思う。

10/9/2025, 6:45:16 AM