読みにくい文章でごめんなさい。
「あの日の温もり」
中学になって新しくできた友達はスキンシップが好きで、私を見つけると思い切り走ってそのまま私にダイブしてくる人でした。
小学生の時、クラスの暗黙の了解で私の手を繋がなかったり、私が触れたものは全て汚れてるからと言って端を摘んだり、過剰なほど拭かれたりした私はこの友達が不思議で仕方なくて、出会って最初の頃は目が合った瞬間逃げたり、避けたりしていましたが、足の遅い私はすぐに彼女に捕まってしまいました。
会うたびにぎゅって抱きしめられるのが嬉しいと同時に、汚れていると言われていた私は彼女に相応しくないのでは、という罪悪感、小学生の頃嫌われていたと知ったら彼女も私を嫌うのではないか、という不安でとうとう我慢できなくなって、小学生の頃の話を友達にすると、彼女はいつも以上にぎゅっと強く抱きしめました。
可愛いよって、汚れてなんかいないって何度も頭や背中を撫でながら伝えてくれて、小さい声で私が嫌いにならないのって呟いた声を拾って、大好きに決まってるじゃん、って私の目を見て言ってくれました。
友達と目が合った瞬間、堪えていた涙が止まらなくなって、あぁ本当はずっと傷ついていて誰かに受け止めてもらった上で私の存在を認めてもらいたかったんだ、って気づいて、嫌な思い出も全部過去のものになりました。
最初捕まってジタバタと手足を動かして困惑していた私も、次第に慣れていって走ってくる友達を向かいに行けるくらいになったけど、高校になって友達は一気に成長して大人びたお姉さんになり、以前のようにたくさん抱きしめてはくれなくなりました。
せっかく慣れてきたところだったのにそのおかげでスキンシップ不足ですが、恥ずかしそうにする友達に無理強いはできないので、あの日の温もりを大事にして、温もりを分け与えられるような人になるため、これからも頑張ろうと思います。
おわり。
3/1/2025, 6:24:59 AM