その一件のLINEは、今も私のスマホの中にある。彼がもう、この世にいない者たちの仲間になったとしても。プロフィール写真が消えた今になっても、私が存在する限り、彼は存在する。彼の肌の温もり、汗ばむ肌、声、軽やかな足さばき…私はいつでも目の前に彼を再生できる。そして、今夜も永久に既読がつくことのないメッセージを眺めている。【一件のLINE】
7/11/2023, 12:50:27 PM