大好きな大好きな彼。
お医者さんだから誰にでも気遣いができて、優しいところがある。
でも誰にでも優し過ぎる人だから、他の人にも好意を持たれていたんじゃないかなって思った。
だから私の想いは心の奥にしまっておくことにしたの。
でも、彼は私を選んでくれた。
強ばった表情で想いを告げてくれて、とても嬉しかった。
私も――と、返した時に見せてくれた笑顔がとても眩しくて。
「あのね」
「うん」
「だいすき」
戸惑いから変わる彼の表情を見て改めて思ったの。
優しさや気遣いとは別に、私がどうしようもないほど惹かれた〝太陽のような笑顔〟が、そこにあった。
だいすき。
おわり
四四一、眩しくて
7/31/2025, 4:13:00 PM