「心と心」
『私は運命の人とは互いの心と心が通じ合っていると思うんだ。君もそうは思わないか?なぁ聞いているのか?』
昔彼女が口にした言葉を、今でも鮮明に覚えている。
そんな彼女は今、暴走したトラックに跳ねられ、病院で眠っている。
医者からは
『体が回復したら時期に目を覚ますでしょう』
と言われたが心配で毎日時間が許される限り、彼女の病室に赴いている。
事故に遭い数ヶ月後、彼女は目を覚ました。
―――記憶を無くして―――
最初彼女が目覚めたとき彼女は戸惑っていた。
目覚めて記憶が無ければ戸惑うのも無理はないかも知れない。だが、戸惑いの感情を向けるのは僕に対してだった。
彼女は僕を見た瞬間泣き出した。
僕はなぜ彼女が泣いているのか分からなかったが、彼女自身も自分がなぜ泣いているのか分からなかったみたいだ。
ただ言えるのは、彼女が目覚めたときとてつもなく嬉しくて、泣きそうになった。
ふと昔彼女が昔言っていたことを思い出した。
『私は運命の人とは互いの心と心が通じ合っていると思うんだ。』
彼女の言うとおり、僕と彼女の心はもしかしたら通じ合っているのかもしれない。
―――数ヶ月後―――
彼女の記憶が戻りつつある頃彼女がふとこう言った
『私達は運命の人なのかもね』と。まるで昔の自分の言葉に付け加えるように。
久しぶりの投稿です!
久しぶりすぎて何が何だかよく分からない気がします"(-""-;)"
最近急に寒くなりましたね、私はちょっと風邪気味です😂皆さんも体に気を付けてくださいね。
最後まで読んでくださると嬉しいです😆
12/13/2024, 2:23:28 AM