「結婚して隣町に引っ越すの。」
そうじゃないかと思っていた。
このごろ、いっしょに遊べなくなったし、部屋にあがるとものがへっていた。しらない人と、うでをくんでいたのもみたことがある。
それでも、まだいっしょにいれるとおもっていたのに。
しゅくだいが終わらないぼくをたすけてくれた。テストで100点とったらよろこんでくれた。
どうしてだ。どうしていなくなっちゃうの。
「あらら泣いちゃって…。私と会うのは少なくなるけど、大丈夫よね。まだ、ひとり家に残ってるし。」
顔をあげると、おねえさんとそっくりなわかいおねえさんがいた。
お題:突然の別れ
題名:容赦なきフラグメント
5/19/2022, 1:13:35 PM