君はいつも半袖を着ていた訳を訊いた、分からなかったから曰く、そこはかとなく、この世に透けられる気がしたからだと自分を見失うようで、怖くはないかと、訊いた君は答えた逆だよ。自分なんて不確実なもの、信じるのが恐ろしいんだよそうしてすっと、弾けて消えたうん、結局理解出来なかったや。やはり僕ら二律背反だねけれども君も、僕を解れやしないだろうから、お相子ってことで異論は無いね?君の墓場にそう告げ置いて、右手の甲を袖で隠した
7/27/2025, 9:36:09 AM