いつか誰かからもらったコスモスの花はしぶとく今も咲いている冷えた風が私に纏わりついてはドアからともに入ってくるのだからつまるところ同居人みたいなものだろうまだ火のつかない暖炉の前小振りな安楽椅子に腰掛けては広げた朝刊の小さな字の文言を読み解くとき落ち着いた下50年の生を悠然と実感するのだまだ、窓は閉めている静謐な秋の朝は私の身には少し寒い
10/10/2025, 1:49:35 PM