貴方という大きな波を目の前に
この舟を漕ぐには
まだ私は弱すぎるかな?
結局どう足掻いたって
過去も今も、必死に追いかけてたのは
私の方だったね。
はるか向こうの水平線を
貴方と眺める快晴の夏。
波に乗る貴方を
砂浜に座って見てる私がいて
濡れることも気にせず抱きしめ合いたいなんて、
そんな夢は到底叶わなかったけど。
砂浜で友達とじゃれ合う貴方を
遠くに見てたあの時間は
別に悪いものじゃなかったよ。
時折こちらを見ては笑って
「おいで」なんて甘いことを言って
くしゃっと笑う目尻のシワがなにより大好きだった。
知るほどに遠くなる貴方の存在は
手を伸ばしたところで届くはずもなくて。
悔しさと未だ残る愛おしさが
私の海を作っていく。
4/13/2026, 3:29:38 PM