「気持ち悪いw」
「うっ」
私はいじめられていた。
いじめが始まったのは今年の6月から、理由は分からない。
いじめが始まる前に、学校一のイケメンの先輩から告られた。
だけど、私は「ごめんなさい」と断った。
たぶんそれがいじめの始まりだったのだろう。私は毎日水をかけられ、殴られ、ものを隠されていた。
「はぁ、」(いつからだろ、生きたいが死にたいに変わったの、)
「あははは!だっさw」
「学校来んなよ」
「うっ、」
「先輩に告られたにもかかわらず、振ったてw」
「調子乗ってんの?」
「乗ってなんか!」ボコ
「うっ」
「何、口答えしてんの?」
「あんたの立場わかって、言ってる?」
「まぁいいや、今日はこんくらいにしてやる。明日から来んなよ。」
「はぁ、やっと終わった。」(保健室行かないと)
トコトコ
ガラガラ
「失礼します、」
「どうしたの?!」
「ちょっと転んでしまってw」
「転んでそんなんになるはず、ないでしょ!」
「あはは、いじめられちゃってw」
「笑い事じゃないじゃない、手当てするからそこ座って」
「はい、」(我慢出来るところまで、我慢してみよ)
「あぁ、あいつ腹立つわ、」
「それなw調子乗ってるよな」
「まぁいいや、ほっとけ」
「はい、これでおっけい」
「ありがとうございます。」
「今日は安静にして帰りなさい。親に連絡しとくから。」
「親はダメ!!」はぁ、はぁ
「え?」
「あっ、ごめんなさい!」
バタバタ
バタン!
「あ、大丈夫かしらあの子。」
「とっさに、感情をむきだしてしまった。」
「え?」
キキー!ドン!
-------------ピーポーピーポー
---!
〇〇!
「ん?」
「良かったぁ」
「あれ、私なんで視界真っ黒なの?」
「…………」
「ミカ?」
私の幼馴染ミカだけが頼りだった。
だけどそこにいるのは、分かるのに見えない。
「目覚めましたか。」
たぶん先生だろぅ。
「はい、なんで見えないんですか?」
「驚かないでくださいね、あなたいじめも受けていませんでしたか?」
「まぁ、一応やられてました、」
「それのこの事故が重なって、目が見えなくなりました。事故らなくてもいじめだけでも見えなくなっていたかもしれません。」
「え?w嘘でしょ?」
「〇〇…」
「うそだよ、うそだよ、そんなこと」
「………」
「治らないんですか?」
「もう、手遅れかと。」
「すみません、1人にしてください、」
「わかりました、」
「ミカも出てって。」
「でも、」
「出てって!」
「わかった、いつでも呼んで」
「………」
(はぁ、いじめと事故が重なって、目が見えなくなったかぁ。不便だなぁ泣これからどうしよ)
------------
それから私は3ヶ月後退院した。
「今日から、学校か慣れないな、」
「早く行ってよね邪魔」
「はい、行ってきます。」
「え?あいつ目見えなくなってんじゃね?」
キーンコーンカーンコーン
「みんな、席につけ。大事な話がある。」
「〇〇出てきてくれ、」
「はい」
「〇〇は、事故といじめが重なり目が見えなくなった。」
ザワザワ
「なので、みんな助けてやってな」
「そ、そんな、私たちのせいで、」
「……」
「席替えするぞー」
ゾロゾロ
「……」
「よろしくね」
「……」
(無視か、そりゃあそうだよね。)
(ガタッ
「痛った」
「大丈夫?!」
「う、うん」
「良かったぁ」
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それからいじめっ子は私に対して優しくなってきた。
自分自身は、いじめてきた人達に優しくなんてして欲しくない。嫌だった。
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バタ
「痛った、」
「大丈夫?!」
「…て」
「え?」
「やめて!」
ドン!
「痛て」
「なんで、あなたに優しくされないといけないの!みんなもそうだ!」
「……」
「先生も、味方になってくれなかった!唯一味方になってくれて、心配もしてくれた保健室の先生が!優しかった!」
「なのに、なんで?目が見えなくなっただけで、そこまで優しくなれるの?今までやってきたこと悪いと思ったの?」
「〇〇、親は?」
「はっ、親なんて口なんて聞いてくれたことすらない。挙句の果てに邪魔だってさw笑えるよね」
「……………」
「もう、私に対して優しくしないで!もう、うんざりなの!」
これで終わりです。ありがとうございました。
5/3/2024, 10:18:13 AM