私は神様を信じていた。
良い事をすれば後でかえってくる。悪いことをしたあいつは後で酷い目にあう。
神様は見ている。無駄なことはない。
そうやって、私は私の中の神様を信じ続けた。
だが大人になるにつれて、そんなことはないと知った。理不尽だらけの世の中で、不公平で残酷なのが世の中なんだと知った。
だんだんと私の中の神様を疑うようになった。
神様なんて存在していない。救いなんて存在していない。
ただ私が存在しているだけ。
そう、疑ってしまった。
「あなたは何を信じ続けているの?」
『神様が舞い降りてきて、こう言った』
7/28/2024, 9:08:44 AM