ザラザラザラッという音がした。
ごはんの時間だ。
二階の出窓から降りて一階のリビングのテレビの横のお皿へダッシュ。
階段を三段飛ばしで駆け下りる、首輪の鈴がジャンジャン鳴ってうるさい。
リビングのドアが閉まってる。
ドアノブ目掛けてジャンプ、ガシッと両手で掴んでぶら下がると、カチャッと音がしてドアが一寸だけ開いた。よっしゃ。
ドアの隙間をすり抜けて、テレビの横のお皿に駆け寄る。
しかし、空っぽだった。
どういうことだ。 はなしがちがう。
キッチンでゴソゴソと何かを作っている君の足元に、すり寄って抗議の声を上げた。
テーマ「日常」
6/23/2023, 6:34:03 AM