「好きだなんて」彼はそう言って僕を見つめる。たった数十秒。その言葉の先には何も紡がれなかった。別にその先を期待していたわけじゃないが、少々残念というか、なんというか。彼は照れくさそうに僕から目を逸らし始めた。照れてるな、そう思うには彼の目は泳ぎすぎだった。僕は彼の赤くなった頬を包み込み、「好きだ」そう言ってやった。彼は顔を真っ赤にした。そのタイミングを狙い「なんて、言ったらどうする?」ここからは君の番だよ。#I LOVE…
1/30/2024, 8:08:45 AM