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 貴女と一緒に、生きることができていたのなら。
 そう考えては、自らを叱咤することが幾度も幾度もあります。

 けれど最近は、貴女がそれを許してくださるように思えます。
 今こうして俺の声を聞いてくださっていること。
 そして、知る由もない俺の名を呼ぼうとしてくださること。

 貴女の優しさに溺れてしまいそうで、俺は怖いのです。

1/6/2025, 1:32:56 PM