猫好き 花純

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ある平日のこと。


今日は先生達が会議をするということで、

生徒ははやめに帰ることに。


そんな中、結花と華野は、広い歩道を帰っていた。

「そういえば思ったんだけど、
華野の宝物ってなに〜?」

結花は聞くと、華野は

「えー...なんだろ。すぐには思いつかないなー」

と言う。

「私も、宝物何って聞かれたらすぐには思いつかない
けど、よく考えたら大事なことに気づくと思うよー」

結花が言うと、華野はクスッと笑ったあとに、

「男子なら、『ゲーム!』とか『休日!』とか
言いそうじゃない?笑」

と言った。

「たしかに笑
私ね、宝物ってこの自分が今、生きてることだと
思うの。自分が生まれてきたのは5億分の1らしいよ。
信じられないくらいの奇跡だよね。
そして、こんなに仲のいい私達が会ったのも
すっごい奇跡よね。」

結花は急に真面目になったように言う。

「ご、5億分の1 ?!
やばいねー!生まれてこないって最初から
分かってたら(男子とか)悲しくないけど
生まれてきたら嬉しいよね。」

華野も結花に続き、真面目になったように言う。

「こんな凄い奇跡が起こっているけれど、
誹謗中傷で自殺しちゃってる人がよくいるから、
ほんっと悲しい。でも私には自分が自殺をとめれる、
というそんな勇気、どこにもないよ。」

結花は少ししょんぼりして言うと、

「でも、自殺防止のためにたくさんの取り組みを
しているから、それで自分が生きているという
すっごい奇跡、そして命の凄さに気づいて
くれるといいな。」

華野は言うと、小さくため息をつく。


「てか、華野はなんか悩みとかない?
なんでも聞くよ。」

結花は心配そうに、優しそうに聞く。

「ないよ〜笑
結花もなんかあったら言ってね〜」

華野はニコッと言う。

結花は華野の顔をじーっと見つめ、

「本当〜?」

と言った。すると、華野は

「ないってば〜笑」

と笑って言った。

「冗談だよ〜じょーだん」

結花も笑った。



2人は手を繋いでスキップしながら

楽しそうに帰っていきました。






---------------------------------番外編------------------------------
今日は何となく「自殺」という感じに
なってしまったので笑
番外編を作らせていただきました。
この物語は結花と華野が登場しますが、
結花と華野はどんなことも相談ができる
仲に見えます。
自殺したいと思っている方がもし
読んで下さっているのなら、ここからは
特に読んで欲しいです。
いじめされていてもう自殺したいと思っていたら
相談出来る人に、信用できる人に相談することを
おすすめします。相談出来る人がいない場合、
ネット内で相談することも可能です。
1人で考えずに、人に頼っても悪いことなど
ありません。人関係はとても難しいですし、
私のクラスにも気が強すぎる陽キャがいます。
私は自分で色々開き直ってるいるので大丈夫です笑
私も昔、生きるのが辛い時期がありました。
そんな中、「頑張って生きて!」と
(言われたことはないですが)言われたらものすごく
イラつくと思います。相手は分からないのに、
知ったかぶりをしないで欲しいと思います。
例えば、失敗たくさんだとしても、大丈夫です。
失敗は成功のもと。その言葉を大切に、
ゆっくりと自分のペースで少しずつ、
生きてみれば、きっといつか大切なことに
気づくはずです。
---------------------------------------------------------------終


「宝物」

ここまで読んでくれた方、お疲れ様です。
入力するのにもだいたい1時間くらいかかりました。
〇にたい。と思っている方に少しでもこの言葉が
届いて欲しいです。



11/20/2023, 10:56:00 AM