勿忘草(わすれなぐさ)(2回目)
最初は足首ほどだった
それが胸騒ぎとともに波風を立てて
いつの間にか膝上ほどに達していた
きっとあと数分で腰にまで来る
どうしてこうなっちゃったんだろ
(君と、隣にいたかっただけなのに)
……
…………
こんな真っ直ぐなこと言ったの、久々かも
とってもとってもかっこ悪い
きっと言の木が水を掬って
余計な言の葉を実らせたからだ
きっと詩が詩を感じ取って
新しいひらめきを与えようとしているからだ
これは木でもなく花のない草でもなく
青く小さな花なんだ
一面に浮かぶこの色は
勿忘草の毒なんだ
私はこの水の飲み方を知っている
いつか水位が口を越えた時
私はようやく
あなたを
2/2/2026, 3:34:47 PM