宮平和実

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「今日の心模様」

「ただいまー」
仕事で疲れて帰宅した直後にソファへ寝転ぶ。
「あー。今日も疲れた」
今日の心模様は、疲れが溜まってどんよりしているなぁと私は思った。
ソファで寝転んでいると、母の声がする。
「あら、帰ってきてたの?おかえり。あなたの好きなアップルパイを作ったから冷蔵庫にあるよ」
「えっ!母の手作りのアップルパイ?!食べたい!」
私はソファから起きて立ち上がり、キッチンへ向かう。
「どうそ」
冷蔵庫を開けて、温め、アップルパイを食べた。
温めたアップルパイは見た目、美味しそうだ。口の中でアップルパイの味が広がる。
「パイが、サクサクで、りんごも美味しい!!」
私は笑顔で言う。
「それは良かった!あなた、昔から私の作るアップルパイ好きね」
私が食べているところを見て母はすごく嬉しそうにしている。
「うん!」
「そういえば、母の作るアップルパイを久しぶりに食べたなぁ。今度は自分でもアップルパイを作ってみようかな」
「そうね。あなたはずっと仕事を頑張ってるから、私からのちょっとしたご褒美よ」
「ご褒美!ありがとう。また仕事頑張る!」
「いえいえ。無理はしないでね」
「うん」
私は頷いた。
 帰宅した直後は私の心模様は、疲れが溜まってどんよりしていたが、好きなものを食べた事により、疲れが癒やされ、元気になった。一日の中で私の心模様は変わる。自分の心は大切にしたいと思うのだった。

4/23/2024, 11:37:16 AM