絡んでしまった自意識が
歪な音で軋み始めた
あぁ、震えている
そのゴミ山に向かって彼は言った
がくぶると
か弱い生命のようだ
みるみるうちに小さく潰れる
彼の二倍もあった背丈も
二呼吸の間に
彼は半分の背丈になった
周囲に群がる汚い壁を見上げるほど
小さく成り果て
音も小さくなった
全てが大きく見える
世界が暗んでいる
彼の顔も翳ってしまった
姿も揺らんで
彼の輪郭も
離れて、殖える
彼、等の影
歪な姿も、音も
もう現れなかった
哀れな自意識は潰れてしまった
この世界が怖くて
怖くて
3/16/2026, 5:44:48 PM