「君と一緒に」
この道は、まっすぐに光へと続いている。私がいる場所は暗いが、歩き続ければ光の世界へ行けるだろう。でも私は、そんな世界に行きたくなかった。明るい世界なんて散々だ。それなら暗い場所で1人でいた方がよほど居心地が良くて安心だ。
そう思っていたのに。
突然光の世界からやってきた君は、私に向かって手を伸ばす。一緒に行こう、と。
私は首を激しく横に振った。それでも君はめげずに私の手を取って立ち上がらせた。
「一緒なら大丈夫だよ。行こう。」
温かくて優しい声に、自然と一歩を踏み出していた。君と一緒ならきっと大丈夫。根拠はないけれど、そう思えた。
君と一緒に、私は再び光の世界へと歩き出した。
1/6/2026, 1:33:17 PM