#2
気がついたら私は車の中で眠っていた。
その時外から歌声が聞こえた。
歌声が聞こえる方へ自然と足が向かう。
その歌声はスーッと私の耳へ入ってくる。
(あ、、、助けてくれた人だ。)
「起きたか?」と優しい声。
『ごめんなさい、迷惑かけて。』と伝え
「もうあんなことをするな。生きてればいい事はある」
その言葉に涙が止まらなくなってしまった。
「また泣いてんのか?目が腫れるぞ。
家まで送る、どこに住んでるんだ?」
と言われ、自宅まで送ってもらった。
『あ、ありがとうございました。』
「早くお風呂に入れ、風邪ひくぞ。じゃーな」
『あの!名前!!!』
名前を聞く前に、去って行ってしまった。
自宅に戻り、シャワーに入った時
(あの人の歌ってた曲ってなんだろ、、、)
と頭の中でリピートされる。
その歌声は優しく人を包むような声だった。
気がつくとその歌を鼻歌で歌ったりしていた。
時が過ぎ、季節は春に移り変わり桜も散り始めた。
4/17/2023, 1:48:13 PM