「夢見る心」
一気に年老いた気分だ。
たまに取る栄養素も多くはなく若さを維持するには足りない。
そうなると入手もしにくいとなる。
まさに負の連鎖だ。
海を見おろす公園は人気もなく寂しい。
まったく最近の若いもんは電子の海とやらで語らうらしい。
自然の中に来い。
今日はいい天気だろう?
よく晴れ…て…暑いがな。
動く気力も削がれ、屋根のある東屋のベンチに座り、海を眺める。
若い頃に戻りたい。
ハッとする。
これだ。これがいけないんだ。
私は若いままだ。
肉体が精神の弱さで老けてしまったのだ!
海で泳ぐ私 スカートの裾をなびかす私。
心がときめく。
「いたいた。また抜け出して。帰りましょうね」
肩に手を置いたのは最近入った職員だ。
目が合う.
「あ!夢見てましたね。その心の高揚。美味しいんですよ』
やられた。私が食べられるのか。
4/16/2026, 2:20:33 PM