哀愁をそそる╱11月4日 土曜日
今日は、幼稚園の頃からの幼なじみの誕生日。
今は違う学校にいる君と、他愛のない会話を少しした。
知ってると思うけど、私ね、幼稚園の頃君のこと好きだったの。でも、君は「女の子はみんな好き」って言った。それが答えだと思って、私は別の恋に進んだ。
それでもずっと、私たちは近くにいた。
私のことを1番知ってるのは君だったし、君のことを1番知ってるのも私だった。
それは"友達だから"一緒にいるんだと思ってた。
小学校の卒業式の日、君のお母さんに言われた言葉。今でも忘れないよ。
「あの子ね、私ちゃんの事ずっと好きだったのよ。
でも、私ちゃんは○○くんのことが好きだって言ってたから、あの子言わなかったみたい。」
ねえ。どうして言ってくれなかったの。
君のお母さんが言っていた○○くん、私、とっくに好きじゃなかったんだよ。4年生の頃から好きじゃなかったの。
ふと、そんな思いが脳裏によぎって、哀愁にひたる。
もし君が私に想いを伝えてくれていたら、今頃何かが違ったのかな。
ありがたいことに、私は今結構幸せ。
君はどうだろう?
もう一度言うが、今日は君のお誕生日。
私からささやかなプレゼント。
君は頭が良すぎて、周りから理解して貰えないことが多いけれど、すごく優しいってこと私は知ってる。
だから、誰よりも幸せになってね。
お誕生日おめでとう。
11/4/2023, 11:40:54 AM