地面に小さな靴が片方だけ落ちていた。私は妄想を膨らませる。駄々っ子が親に抱えられて、足をジタバタさせて、靴はポロリと外れる。それに気がつかない親は進む。家に帰った時、はたまた、車にでも乗せた時に初めて、靴が片方ないことに気がつくんだろう。その頃にはすっかり、子の涙は他の感情に塗り潰されてる。そうやって強くなるのかな。
3/17/2024, 11:06:39 AM