臨時班長

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{貴方が私の所に来てくれたらどんなに良いだろう。
いや、来なくてもいい。
私から行った時に会えるのなら}
ある日、彼は朝、野球の自習練をしていると聞いた。
いつでもしていると思った。
だから、「また明日」、「また明日」…と先伸ばしにしてしまった。
彼に会いたいのは本当だ。
でも、私は究極に朝に弱いのだ。
そんな私でも、スクッっと起きれた日があった。
すぐに行くことにした。
しかし、そこに彼の姿はなかった。
中学生になって忙しくなったのだろう。
後悔した。
「あの時、行っておけばな」って。

<突然の君の訪問>


8/28/2022, 12:30:58 PM