「当たり前にあるもの」
未来ほど確かなものなど無いというのに、どうして信じてしまうのだろう。
手を振って、歩き出して、振り返る。
当たり前にあるもの。
それがどれほどの奇跡なのかを、失ったとき、失いそうになるときになって、初めて思い知るのだ。
絶対なんて無いというのに、信じられずにはいられない。
失うこと、消えること、裏切られること。
もしも、万が一、そんなことを想定していたら、きっと何も出来なくなるから。
だけどいつか、当たり前が当たり前ではなくなる日が来る。
その時に笑顔でいられたら良いと、今日もまた明日が当たり前に来ることを信じて手を振るんだ。
────また明日
5/22/2024, 2:53:35 PM